鹿は奈良県をはじめとした場所で、人間と極めて近い距離で生活している動物です。
そんな鹿は古来より、「神の使い」と呼ばれております。
奈良県にある春日神社には、鹿に乗っていらっしゃったと言われる神様がまつられているのも、鹿が「神鹿(しんろく)」としてあがめられる理由の一つと言えるでしょう。

さて、日本人が「鹿」と「神」と言ったら、何を思い浮かべるでしょうか?
ジブリ作品「もののけ姫」に出てくる「シシ神」は、まさに鹿のような形をしていますね。

シシ神の血にはどんな病もなおる力があるとされ、首には不老不死の力が宿っていると言われていました。
「森の守り神」と呼ばれるシシ神様が鹿の形をしているのは、宮崎駿監督が作品の構想を練っているときに鹿を見て、「鹿のモチーフにしよう」と決めたことが理由なのだとか。

ジブリ作品というと近代的な印象を持つ人もいるかもしれませんが、日本ではもっと昔から鹿を神とするお話が伝えられています。

この記事では、鹿が何を象徴するのか、神様との関係性について、詳しくご紹介します。

鹿はなんの象徴?福を呼ぶ縁起のある動物
鹿はその気品あるツノとたたずまいから、力の象徴であるといわれています。
雄鹿にはえたツノには魔除けの力があるとされ、延命長寿を表すとして古くから絵画などに取り入れられてきました。

さらに、鹿のツノは森の木々の象徴とされ、1年を通して生え変わることから豊作を祈るための縁起物とされていたりと、何かと福を呼ぶと信じられています。

もののけ姫で描かれている鹿の姿をした神「シシ神」は「森の守り神」として、森を育てたり、命を自由に扱う力を持ち合わせています。
そして、生命を与えたり、奪ったりすることが自由にできるシシ神は、また別の形となり「デイダラボッチ」と呼ばれたりもするのです。

このデイダラボッチとは、日本各地で伝えられている巨人のこと。
国を作ったとすらいわれているデイダラボッチは、極めて人間の近くに存在しながら森などの自然を守り、人間はその恩恵を受けているというのが「もののけ姫」でえがかれている描写です。

奈良で愛される鹿。神様の使いといわれる理由とは?
奈良県に住んでいると、鹿と一緒に生活をしているような気分になります。
野生の鹿が当たり前のように横断歩道を渡っているし、公園では猫が横たわるように鹿が横たわり、くつろいでいる情景がいつものことです。

そんなお話を他県の方にすると驚かれるのですが、奈良県で鹿はめずらしい動物ではありません。
だからこそ鹿は、わたしたち奈良県民に愛され、一緒に暮らす自然のパートナーとなっております。

不思議なことですが、鹿は神社などのパワースポットに集まる習性があります。
私は鹿にパワーを感じた1人であり、今となっては鹿専門の雑貨店を開いているくらいです。

雄鹿はその立派なツノでエネルギーをキャッチし、神からのメッセージを受け取るといわれています。
パワースポットに流れる良い気を感じている結果、鹿が神社に集まりたがると考えられるのも、無理はありません。

そんな鹿が集まる奈良県の春日神社は、鹿の神をまつっている神社です。
どんなお話が伝わっているのか、ご紹介しましょう。

それは、日本に古くから伝わる伝記「古事記」に記されたお話です。

古事記に登場する鹿の神「アメノカク」
古事記には、鹿の神である「アメノカク」が登場します。
アメノカクは激しい水の流れる崖や、険しい場所も登ることができることから頼りにされ、使命を無事達成するのです。

そのときのアメノカクの使命とは、神アマテラスの使者である「タケミカヅチ」を背中に乗せて、オオクニヌシという神様の元へと向かうこと。
見事目的を達成したタケミカヅチは功績を讃えられ、茨城県にある鹿島神社にまつられることとなったのです。

そんなタケミカヅチが奈良の春日神社に招かれたとき、乗っていたのが白い鹿だったと言い伝えられています。
そんなエピソードから、鹿島神社と春日神社では、鹿が神の使いと言い伝えられるようになりました。

 

鹿のパワーを受け取ろう。神様の力をおそばに
わたしたち「ジュエヌ」は、奈良県にお店を開く鹿専門の雑貨店です。
成功に導く力を持つ鹿の縁起にパワーを感じる人が、店頭へと足を運んでくださっております。

そしてわたしたちも、鹿のパワーをおそばに置いてほしいと願うからこそ、鹿モチーフの作品だけを店頭に並べます。
手作りの作品や、海外から取り寄せたものまで、心の惹かれた鹿作品だけを扱うのが、わたしたちジュエヌのこだわりです。

きっとこのページに訪れてくださった方は、何かしら鹿にパワーを感じた方なのでしょう。
鹿がご縁を結び、パワーを授けようとしてくれているのかもしれません。

そんな方にこそ、ピンとくるお品物を一つ、選んでいただきたいと願います。
わたしたちのご紹介する鹿モチーフのアクセサリーを身につけて、「今日も頑張ろう」なんて思っていただけたら、とても嬉しいものです。
ご自身へのギフトとして、ふと頭に浮かんだ方へのプレゼントとして、ご活用いただけますように。

>>ジュエヌの鹿アクセサリーはこちらです
https://je-et-nous.com/